英語

海外で働くための英語勉強法(リスニング編)

こんにちは、アメリカで駐在員として働いているぽこぺんといいます。

今回は駐在前に留学経験もなしでTOEIC940点、英検1級を取得した私がこれまでの英語学習で役に立った勉強法をシェアしたいと思います。

今回はリスニングについてどのように英語を勉強したらいいのかについて話をしたいと思います。

リスニング力向上のための精聴と多聴

リスニング力を向上させるためには英語を集中して聞く精聴と大量に聞き流しをする多聴の両方が必要です。

ただし聞き流しをする多聴の場合、何を話しているか全くわからないものを聞き流してもリスニング力は伸びません。

私は学生時代の通学途中にポッドキャストでCNNやBBCニュースを聞いていたのですが、当時の自分には難易度が高くあまり頭に入ってきませんでした。

それでも聞き続けていれば耳がなれてくると思い、わからない英語を聞き流すことを続けていたのですが、あとから振り返ってみるとこの方法はあまり効果があったとは思えません。

聞き流しをする場合もある程度理解できるレベルの英語教材を選ぶことが重要です。

英語勉強法

私がこれまでの経験からリスニング力を向上させるのに効果があったと思うのはディクテーションやシャドーイングをするようになってからです。

この2つ方法は英語上級者の多くの人がおすすめする勉強方法ですが、私もこの方法で英語のリスニング力が付いたと思っています。

おすすめ英語教材

ディクテーションは英語の文を聞いたあとで一語一語書き取ることであり、シャドーイングは英語の音声に少し遅れながら会話を追っていく練習です。

私がおすすめする英語教材がNHKラジオの実践ビジネス英語講座です。

この講座はNHKラジオ英語講座の中では一番むずかしい講座です。
そのため難易度は高めなので全員にすすめるわけではありませんが、現在のTOEICのスコアが700点台以上あるのであればぜひ始めてみることをおすすめします。

もし現在の英語レベルがそこまで達していない場合は入門ビジネス英語講座などご自身のレベルに合ったラジオ講座を選択してください。

特に今は昔と違いラジオ講座といってもネットのストリーミング放送に対応しており、テキストも月500円以内でかつKindleでも購入できるのでかさばらずにすみます。

英語教材としこの実践ビジネス英語は非常に優れたものだと今でも思っています。
私は大学院の2年生頃(TOEIC800点台)からこの講座を聞き始め、英検1級を取るまで約5,6年ぐらいは通算で受講していたと思います。

受講当初と最後では勉強方法が変わってきましたが、ここでは私のオススメの勉強方法を紹介します。

おすすめ勉強法

ディクテーション

ディクテーションとは一文一文音声を聞き、それをノートに書き取ることです。

まずはじめにテキストを何も見ないでビニエット(本文)を一回通しで聴きます。
そしてどの程度内容が理解できたか考えます。

もしあまり理解できないようであれば何回か繰り返し聴きます。

次にノートを用意し、今度は一文一文ディクテーションをします。
それをビニエット全体に対しておこないます。

ディクテーションのメリット・デメリット

ここでディクテーションには大きなメリットがありますが、一方でデメリットもあります。

ディクテーションのメリット

ディクテーションのメリットは聞き取れない部分は書き取ることができないので、どこが聞き取れなかったのかがよく理解できること、また書き取るために音声に集中することで効果的に精聴ができることです。

ディクテーションのデメリット

ディクテーションは時間がかかる
机に向かってやる必要があるということです。
そのためディクテーションをする場合はまとまった時間を確保する必要があります。

ディクレーションが終わったらテキストのビニエットと回答を見比べ、どこが聞き取れていなかったのか答え合わせをします。
間違ったところは赤字でノートに修正します。

放送内での解説を聞き、必要があればノートの余白に追記事項をメモします。
解説のあとにもう一度ビニエットが流れるのでノートを見ながらビニエットを聞きます。

シャドーイング

シャドーイングとは聞こえた英文の後を追うように声に出して音読することを言います


そしてこのあとからが重要でテキストを見ないでビニエットを10回シャドーイングします。

もしシャドーイングが慣れてなくて難しいと感じるようであればテキストを見ながらでもいいのでとにかくシャドーイングを10回します。

英語を声に出すことはリスニングだけでなくスピーキングの練習にもなります。
実践的な英会話力をつけるためには必ず音読することが必要です。

そして別の日に再度10回のシャドーイングをします。
これで最低20回のシャドーイングをすることになります。
時間があればまた別の日に10回シャドーイングをするとなおのこといいです。

当然これら一連のことをするにはまとまった時間が必要になります。特にディクテーションは机に向かってやる必要があるのでその時間を確保することが必要です。シャドーイングは例えば電車通勤しているのであれば周りに聞こえない程度の音量ですることができます。

車通勤であれば車内で普通に声に出してシャドーイングができますが、運転手であれば運転に集中すべきなので運転中のシャドウイングはおすすめしません。この場合はただビニエットを聞き流すだけでいいでしょう。それでもくり返し聞いているとフレーズが頭の中に刷り込まれていくので一度精聴したものを聞き流すことは無駄ではないと思います。

英語力を鍛えるのは簡単ではありませんが、いかにこのような努力をするかが重要です。

まとめ

私がラジオ講座を聞き始めた当時はまだインターネットのストリーミング放送に対応していなかったので、毎回ラジオ放送を録音しながら勉強していました。

今はストリーミングがあるためネット環境があれば雑音のない綺麗な音声でどこでも勉強ができる環境になっています。

さらにNHKゴガクアプリもあるのでより勉強しやすくなっています。
ただし英語ができるようになるためには相応の努力が必要なのは今も昔も変わりません。

今回の記事が少しでも参考になれば嬉しいです。