海外駐在

海外駐在と英語力の上達度

こんにちは、アメリカで海外駐在をしているぽこぺんです。

アメリカで働くには多かれ少なかれ英語が必要になります。
駐在生活をすることで英語力が向上しますが、実際どれぐらい英語が上達するのでしょうか。
アメリカで3年、5年と生活することでネイティブ並みの英語力が得られるのでしょうか。

30代前半でアメリカ駐在員生活を始めた筆者ですが、5年以上の駐在生活を経てどのくらい英語が上達したのか振り返ってみました。

駐在前の英語力

駐在前の私の英語力は留学経験はなしでTOEIC940点、英検1級です。

これは日本で生まれ育った人の中では英語が非常にできるとみなされるレベルかと思います。
実際に駐在員になる30代前半までに多くの時間を英語の勉強に費やしました。

ただし留学経験なし、海外も旅行で数回程度の30代前半までほぼ日本でのみ過ごした 純国産人間である筆者の英語が実際にアメリカでどのくらい通用するのか期待しながら駐在生活をはじめました。

駐在直後〜3ヶ月後

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スピーキング

駐在員になると現地スタッフとは英語でコミュニケーションをとらなければなりません。しかしスピーキングは日本で一番取り組みづらいスキルかもしれません。最初の3ヶ月ぐらいはシンプルな英文とあとは単語を無理やり分にすることでなんとか乗り切っていました。

このころは言いたいことがうまく伝えられず非常にもどかしい日々を送っていました。

車での通勤時間に英語のCDを聞いてフレーズを覚えたりしていました。

リスニング

当時のTOEICや英検の結果からアメリカに来る前は、毎日仕事で英語に接していれば駐在後最初の3ヶ月ぐらいでほとんど英語は聞き取れるようになるだろうとたかをくくっていました。

これが残念ながら全く間違っていたことが後からわかりました(笑)。

日本人駐在員が以前から在籍している日系メーカーの会社だったので、日本人慣れしている現地スタッフは比較的ゆっくりと聞き取りやすい英語で話をしてくれます。このような話し方をしてもらえると7割ぐらいの内容は理解できました。(それでも7割程度、つまり3割は聞き取れていない)

ただし日本人慣れをしていない現地スタッフの話す英語はスピードが早く、聞き取りづらい英語でざっくりとしか内容を把握できませんでした(感覚的には5割理解できているかどうか)。

またアメリカ人同士の雑談は話すスピードもそうですが、スラングや抽象的な表現、アメリカンジョークなどが盛り込まれていて、はたから聞いていてもさっぱり内容が理解できませんでした。

英検1級を持っていてもこのような状況でした。

ライティング(メール)

この頃はメール1通送るにも文法的に間違いはないか、また専門用語などもわからなければ都度調べながら書いていたため1通書くにも最低10分から15分程度は時間をかけていたと思います。

リーディング

リーディングは英語の論文を読んだり英語のWebサイトを見ることで比較的日本にいても伸ばすことができるスキルです。3ヶ月でリーディングが上達したという実感はほとんどありませんでした。

その他

アメリカで働き始めた直後はほとんどすべてのことが初めて。特に会議で自分以外に他の日本人駐在員が出席していないと非常に心細く不安でした。

何か発言をするにも事前に頭の中で英文を考えて準備しておくといった感じで、アドリブで英語を話すようなことはなるべくしないようにしていました。

アドリブで英語を話すと単語が出てこない、文法がめちゃくちゃといったありさまで英検1級を持っていても実践ではこの程度かということを実感しました。

駐在1年後

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スピーキング

3か月を過ぎたぐらいから徐々に赴任当初と比べて英語が詰まらずに出てくるようになります。それでも少し複雑なことを説明しようとするとアドリブでの英語ではうまく伝わらず、ホワイトボードを使いながら話をしたりして意思を伝えるようにしていました。

赴任当初と比べてみてもスピーキング力が何となくついてきたと実感できる程度にはなりました。

それでもまだ言いたいことが英語でスムーズに出てくるといったレベルとは程遠く、うまく英語がしゃべれないストレスを感じながら仕事をしていました。

リスニング

駐在して3ヶ月が過ぎたぐらいから少しづつ英語の理解できる割合が増えていいるのを実感し始めました。それでも日本人慣れしていないアメリカ人がしゃべる容赦ないスピードの英語を理解するのはまだまだといったところです(6から7割程度の理解力)。

また気分転換に映画館で洋画を見にいっても、半分以上は何を話しているかは映像で判断しているレベルでした。1年いてもまだその程度のリスニング力でした。

ライティング

メールは仕事で頻繁に使用するため、1年もアメリカで仕事をすると時間をかけずに書けるようになります。

ちょっとした依頼のメールに対してはwill do(やるよー)やon it(やってるよー)といったフランクな感じで返信する方法も身に着いてきました。

リーディング

リーディング力は1年経ってもこれといって伸びたという認識はありませんでした。あまりまとまった英文を読む機会がないからかもしれません。

その他

アメリカで働き始めたときは相手の話している英語を一語一句を聞き取ろうとしていました。ただTOEIC900点台、英検1級を持っていても一語一句すべてを聞き取ることはほぼ不可能ということがわかり、次第に聞き取れないものはそのまま聞き流すというスキルを習得しました(笑)。

また駐在当初は英語で電話をすることに躊躇がありましたが、1年程度たつと英語での電話も抵抗が徐々になくなってきて、カスタマーサポートに英語で問い合わせをすることもありました。

それでも1年アメリカで生活してもこの程度の英語力しか上達しないのかとがっかりすることがよくありました。

駐在2年後以降

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スピーキング

駐在2年目以降は正直ほとんどスピーキング力が向上したという実感はありません。かといって言いたいことがストレスなく英語で言えるかというと、とてもそのようなレベルでもなくいつもストレスを感じながら話をしています。

徐々に自分の英語の限界がわかりはじめ、2年目を過ぎた以降からスピーキングの向上に期待することは辞めました(笑)。

リスニング

リスニングも1年目以降あまり上達したという実感はありません。確かに駐在直後と比べると聞き取れる量は増えているのはわかりますが、アメリカ人同士の生の英語などはあまり理解できないことが多いです。

ただしそれはスラングや話の背景を知らないことが原因の一つなのかもしれません。

ライティング

メールなどのライティングに関してはあまり苦労をしなくなりました。
ただしメールだと多少の文法間違いなどはこちらも、そしておそらく相手も気にしないため、あまり気を使わなくてもいいことが原因かと思います。

英語で論文や特許を書くような場合(私はそのような機会はないですが)は、やはり慎重に時間をかけて英訳すると思います。

リーディング

英語の論文や洋書を読むことはほとんどしないので2年経ってもあまり上達したという実感はありません。子供の学校の連絡プリントやインターネットでなにか検索をするときなどに多少英文を読む程度なのでこのぐらいのリーディング量では数年経ってもあまり上達することはないのかもしれません。

その他

2年もアメリカで生活していると自分の英語がこれ以上はほとんど上達しないというのがなんとなくわかってきます(笑)。

もちろんもっと英語に真剣に向き合えば上達するのでしょうが、私にとって英語は手段であり目的ではありません。

この頃の私の英語力でも仕事をする上でそれほど問題になることはないため、このあたりから以前にもまして英語に時間を費やすよりももっと他のこと(プログラミングや機械学習の勉強)に時間を使うことを意識し始めました。

まとめ

駐在開始してから5年以上立ちますが、正直最初の1年目以降は英語が上達したという実感はあまりありません。平均的な日本人と比べると駐在前のもともとの英語力があったのも影響していると思います。

あくまで主観的な結果ばかりになってしまいましたが、TOEICは駐在開始する2年前に受けたのが最後なので、今度機会があれば再度TOEICを受けてみて実際にどれだけ上達したのか確認したいと思っています。

またもっと若い10代から20代のうちに米国に来たらまた違ったのかもしれませんが、30過ぎてからだと英語を使いこなせるようになるには相当の努力が必要なのかもしれません。

それでも仕事をする上では英語は問題なく使用できています。英語はあくまで手段であり目的ではないので、それぞれの目的に応じてどの程度の英語が必要になるか見極める目が必要かと思います。

この記事が少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです。